昨日は、朝6時半に起きた。
こんなに早く起きるのは1ヶ月振りだった。
久しぶりに耳にしたケータイのアラーム音。
その音は変わらず、オレを目覚めさせた。
雨が―降っていた。
もう2、3日も降り続けている雨。
それは、空から全ての水分が消えるんじゃないかと思うほど長く降っている。
でも、そう思う反面、
この雨はいつまでも降り続けるんじゃないか―?
そんな幻想を持つオレもいた。
止まない雨はない
よく言われるフレーズだ。
この言葉はあんまり好きじゃない。
なんか、雨がわるものみたいじゃんか。
みんな晴れを望んでるんだ。みたいな。
でも、
恵みの雨
って言葉もある。
なんかずるい・・・。
まぁ、何はともあれ、雨が降っていた。
朝食は、いつもどうり卵トーストを作って食べた。
Tシャツと、寒かったから上に長袖の上着を羽織って、オレは駅へと向かう。
昨日はバイトの後輩と出かけた。
朝から、駅で待ち合わせだった。
だから、オレは早く起きた。
オレは、時間よりかなり早く行って待っている。
―というような殊勝な男ではなく、時間に間に合えばいいんでしょ?という考え方なので、時間ギリギリに駅に着いた。
駅には、当たり前だが人がたくさんいた。
後輩の姿が見当たらない。
どうやらまだ来ていないらしい。
オレは階段を上り、駅の中で待つことにした。
待ち合わせ時間より5分を過ぎた頃、後輩が登場。
雨で少し寒いのにも関わらず、お召し物はミニスカートにハイヒールだ。
オレ 「・・・・・・。寒くないの?」
後輩 「寒いです」
オレ 「・・・。」
やっぱり寒いらしい。
後輩が恒温動物であることを確認したところで、出発。
目的地は東京、上野。
電車で1時間はかかる所だ。
電車の中は混んでもなく、空いてもなく。
なんとか二人が座れる程度に席はあった。
そして、またーりと雑談をしている間に上野に着いた。
オレは、地理が弱くて方向音痴でもあるので、後輩の後ろに着いていった。
夜中なら、地元でも迷う自信はなくもない。
歩いて6分くらい。
目的地に着いた。
人が並んでいる。
今日は落語を見にきたのだ。
何を隠そうこの後輩。
落語が大好きらしく、自分も落語家になるという、落語高校生。
オレは後学のため、落語とはなんたるかを学びに来たのだ。
並んでいるとこの後輩、テンションが上がってきたらしい。
なんと・・・・・・近くにいた猫に話しかけている。
後輩 「にゃーん♪ にゃにゃー♪」
ぬこ 「・・・・・・。(何こいつ?食べ物おくれ)」
オレ 「・・・・・・。(それはデフォか?デフォなのか?)」
このシチュは、小説の中か誰もいない所でしてほしい。
さすがに、大衆の前だとオレも恥ずかしいぞ?
まぁ、結果から言うとデフォだった。
この後、公園に行ったんだけど、色んな動物に話しかけていたからな。
こいつは動物とコミュニケートしたいのか・・・?
率直に言って、落語は楽しかった。
オレの当初のイメージは、爺さん婆さんばっかりで、若者のオレには到底理解できず、彼らにしか理解できないもの。
というイメージだったが、全然違った。
むしろ、オレより幼い子供もけっこういたりして、落語も面白くて、衝撃を受けましたよ。優夜さんは。
今までは違う世界のものって感じだったけど、これも趣味の一種と考えられるようになったのは、良かったと思う。
後輩にはマジ感謝だ。
落語のあとは、成り行きで公園、動物園、色々なお店に行った。
後輩は母親の靴を借りてきたらしく、靴擦れで足に怪我ばかりしてた。
履いてこなければいいのにと思ったけど、そこにはつっこまずに、休憩をわりと取った。
結局、安売りセールしてた靴を買って、そこは解決。
けっこう歩かしたから、悪かったかな?
夕食も食べて、電車に乗って帰る。
ってか、他人とこんなに長い時間一緒にいたのは初めてかも知れない。
朝からだから、15時間かな?
バイトじゃそんなに話さないから、後輩の色んな面を見ることができて楽しかった。
あっちは「何時間も一緒で苦痛だったー」とか思ってたりしてw
≪ 続きを隠す